【八街市文化財】旧石器時代を物語る、元駒場遺跡とは

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八街市のはずれに旧石器時代の遺跡がある。

その名も「元駒場遺跡」

旧石器時代とは、約3万8千年前から1万6千年前の約2万2千年間を指し、この時代はまだ土器などは使われていませんでした。人々は動物の骨や石を石器として利用し、主に狩猟や採集をしながら生活をしていたとされる時代です。

さて、元駒場遺跡とはどのような場所なのでしょうか?

採集文化時代の歴史

旧石器時代の事を「採集文化時代」ともいいます。

これは、人々がまだ狩りをして動物をとらえたり、木の実などを採集して生活していた時の事。

現代のように作物を作るという考えはなく、今いる土地のものが減ってくれば、移動を繰り返すという時代です。

また、当時は氷河期ということもあり、過酷な生活を余儀なくされていたことは明らかでしょう。

関東ローム層の中に眠る遺跡

関東ローム層とは、ローム(Loam)という土壌の粒度性質上の呼び名。

一般的に火山灰などが堆積してできたもの。

いわゆる「赤土」である。

千葉県では富士山などを代表する火山から出た火山灰が、堆積して作られたといわれます。

ここ八街市で時折猛威を奮う有名な「やちぼこり」にも、この関東ローム層が貢献?している。

旧石器時代は多くの火山が噴火していたようで、ひとたび大きな噴火が起きれば、地表は一瞬にして火山灰などに覆われたに違いありません。

非常に過酷な生活が見て取れます。

元駒場遺跡から出土したもの

元駒場遺跡は旧石器時代のもので、まだ土器は発明されていませんでした。

現在までにココから出土したものは下記が挙げられる。

  • 尖頭器(せんとうき)
  • 搔器(そうき)
  • 削器(さっき)
  • 石錘(せきずい)
  • 石斧(せきふ)
  • 石鏃(せきぞく)  など

場所の詳細

酒々井プレミアムアウトレットからほど近い山中にある。

目の前の通りはギリギリ2台の車がすれ違える程度なので、クルマでいった場合は長時間の滞在はやめましょう。

◆営業時間:
24時間
◆定休日:
◆駐車場:
◆住所:
千葉県八街市八街は101-72  MAP
◆アクセス:
酒々井プレミアムアウトレットから徒歩15分(1.5km)
◆TEL:
043-443-1464 (八街市社会教育課)

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